Excelマクロが重い・固まる原因と、誰でもできるチェックリスト
- 6月23日
- 読了時間: 4分

「マクロを動かすとExcelが固まる」「前は速かったのに、最近すごく遅い」
こんな経験はありませんか?実はExcelマクロが重くなる原因は、いくつかのパターンに分かれてい
ます。専門的な知識がなくても、自分のファイルがどのパターンに当てはまるかは確認できます。
この記事では、Excelマクロが重くなる原因と、今日から確認できるチェックリストをご紹介しま
す。
なぜマクロは重くなるの?
原因は、大きく分けて3つです。
1. マクロの作り方に無駄がある
2. データの量が増えすぎている
3. ファイルの中に、不要なものがたまっている
順番に見ていきましょう。
原因1:1件ずつ処理している
マクロは、データを1件ずつ細かく処理するほど時間がかかります。データが100件のときは気になら
なくても、1万件、10万件になると、急に遅くなります。
イメージとしては、荷物を1つずつ運ぶのと、まとめて一気に運ぶのとの違いです。1つずつ運ぶマク
ロは、データが増えるとどんどん時間がかかってしまいます。
対策: マクロを作った人(または依頼先)に、「データをまとめて処理する書き方になっているか」
を確認してもらいましょう。多くの場合、書き方を変えるだけで、数十倍速くなることもあります。
原因2:画面の動きを止めていない
マクロが動いている間、Excelの画面はずっとチラチラと動き続けます。この画面の動き自体にも、
実は時間がかかっています。
家の掃除をするときに、いちいち掃除のたびに写真を撮ってチェックしていたら時間がかかりますよ
ね。それと同じように、Excelも処理の途中で画面を更新するたびに時間を使っています。
対策: マクロの中で、処理が終わるまで画面の更新を止める設定にできます。これも、作成者に「画
面更新を止める処理が入っているか」を聞いてみるとよいでしょう。
原因3:使われていないデータが残っている
セルの内容を消しても、見た目には分からない情報がファイルの中に残っていることがあります。こ
れが、ファイルを重くする原因になります。
簡単な確認方法:
実際にデータが入っているのはA列からE列、100行目までだとします。このとき、キーボードの
「Ctrl」と「End」を同時に押してみてください。
A列・E列・100行目付近にカーソルが飛べば、問題ありません
それよりずっと下や右の、何もないところにカーソルが飛んだら、見えないデータが残っている
サインです
対策: 不要な行や列を、まるごと選んで削除します(セルだけを消すのではなく、行や列ごと消すの
がポイントです)。
原因4:ファイルの中に「ゴミ」がたまっている
長く使っているファイルには、次のようなものがたまっていきがちです。
・昔使っていて、今は使っていない設定
・他のファイルへのリンク
・非表示になっている古いシート
これらは見た目には分からないため、気づかないまま放置されがちです。心当たりがあれば、一度整
理してみることをおすすめします。
原因5:「選択する」動作が多い
マクロの自動記録機能で作ったマクロは、「セルを選ぶ」→「入力する」という2段階の動きになっ
ていることが多くあります。実はこの「選ぶ」動作も、少し時間がかかります。
「入力する」だけで済む書き方にできれば、その分処理が速くなります。
今すぐ確認できるチェックリスト
専門知識がなくてもできる確認です。1つずつチェックしてみてください。
・Ctrl + Endを押したとき、データがない場所までカーソルが飛ぶ
・マクロを使っているファイルが、年々重くなっている気がする
・非表示のシートが残っている
・使っていないファイルへのリンクが残っている(更新時にエラーが出ることがある)
・データの件数が、以前より大きく増えている
・マクロを作った人が、もう社内にいない、または覚えていない
当てはまる項目が多いほど、見直しの効果が出やすい状態です。
チェックしても改善しないときは
掃除や整理をしても重さが変わらない場合、原因は「書き方」ではなく、そもそも「Excelで扱う
データの量が多すぎる」可能性があります。
たとえば、こんな状態に近づいていませんか? ・扱っているデータが、数万件・数十万件になっている
・複数の人が、同時に同じファイルを使いたがっている
・マクロを作った人が辞めてしまい、直せる人がいない
こうなると、Excelマクロを直すよりも、データベースのソフト(FileMakerなど)に置き換えたほう
が、結果的に楽になることが多いです。
まとめ
Excelマクロが重くなる原因は、「1件ずつの処理」「画面の動き」「不要なデータの蓄積」のいずれ
かであることが多いです。まずは、Ctrl + Endを押すだけでもできる確認から、試してみてくださ
い。
「自分では判断できない」「このファイル、直せるものか見てほしい」という場合は、お気軽にご相
談ください。診断だけでも対応させていただきます。是非お声がけ下さい。











