
はじめに
こんにちは。ティーマネジメントのシステム担当ムギです。
前回、WinActor®のシナリオ構成部品である「ノード」についてご紹介しました。
※前回記事→ノードってなに?
今回は「ノード」のご紹介記事でも少しふれました「ライブラリ」についてご紹介いたします。
ライブラリってなに?
「ノード」とは、WinActor®のシナリオを構成する1つ1つの部品のことで、
ある程度どのようなシナリオでも使用できる基本動作用のものであるとご紹介いたしました。
対して「ライブラリ」は、ノードよりもさらに細かい操作や特定のアプリ(ExcelやWordなど)に特化した動作ができる部品になります。

WinActor®をインストールすると一部のライブラリは自動的に追加されますが、
別のライブラリを追加して使用することもできます。
(公式からも多数提供されています。)
また、作成したシナリオの一部をライブラリとして保存することや、
ご自身でVBScriptを記述しオリジナルのライブラリとすることも可能です。
記述されているVBScriptは各ライブラリの「スクリプト」タブから確認、編集できます。
※ご自身でVBScriptを記述する場合はプログラミングの知識が必要になります。

※例:[日付分割]のライブラリ
ライブラリの使い方
ライブラリはWinActor®の画面の左側にある[ライブラリ]タブ(ライブラリパレット)にあります。
ライブラリもノードと同様に、シナリオ内にドラッグ&ドロップすることで組み込むことができます。

ライブラリは機能ごとに分類されていますが、
デフォルトで組み込まれているライブラリだけでもかなりの数があります。
必要に応じて検索をおこない、目的のライブラリを探すことをおすすめします。
※各項目内でも内容別にさらにフォルダ分けされています。

ライブラリを追加するには
先ほど、ライブラリは追加が可能とご紹介いたしました。
WinActor®公式からは「プチライブラリ」と「スイートライブラリ」として
追加のライブラリが提供されています。
・WinActor®にデフォルトで組み込まれているライブラリでは実装されていない機能を随時提供するライブラリ
●スイートライブラリ:https://winactor.biz/sweet/?limit=20
・提供速度を重視して更新されるライブラリ
・エラー処理や説明などが簡素化されている分、素早く多くのライブラリが提供される
・人気が高い場合はプチライブラリやデフォルトで組み込まれるライブラリに格上げされることもある
ダウンロードしたライブラリは以下のフォルダ内に移動させることで使用できます。
・対象フォルダ:C:\Users\ユーザ名\Documents\WinActor\libraries
※ユーザ名はご自身のパソコンのユーザ名に置き換えてください。

提供されているライブラリを追加する場合は、
利用規約や注意点などをよく読んで追加するようにしましょう!
※WinActor®を既に起動中に追加した場合は、WinActor®を再起動するか、
「ライブラリ更新」ボタンから更新処理をおこない読み込みをおこなってください。

おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回はWinActor®の「ライブラリ」についてご紹介いたしました。
ライブラリはノードだけでは実装が難しい場合や、処理が複雑になりすぎるような操作も
1つのライブラリだけで実装できる場合があります。
目的の処理がおこなわれているライブラリを別途探して追加しても良いですし、
既存のライブラリの一部を編集して活用することも可能です。
ご自身の目的にあわせて活用してきましょう!
なお、ティーマネジメントでもWinActor®に関するご相談などを承っておりますので
何かありましたらお気軽にご連絡ください。