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FileMaker 複数の値をスクリプト引数として渡す方法

更新日:5月20日


こんにちは。ティーマネジメントの田中と申します。 今回はFileMakerでスクリプトを実行する際に、複数の値を設定する方法をご紹介します。



FileMakerスクリプトに、複数の引数を渡す方法

FileMaker上でスクリプトを作成、設定する際、スクリプト引数というものを指定することができます。 スクリプト引数を使用することで、テキストや数字をスクリプトに渡すことが可能です。 スクリプト引数で指定したテキストや数字は、スクリプト内で「Get ( スクリプト引数 )」関数を使うことで取得することができます。

スクリプト引数の記述の仕方を工夫することで、複数の要素を引数として渡すことができます。

当記事ではその方法について紹介させて頂きます。



FileMakerスクリプトに、複数の引数を渡す方法

カスタムAppを作成している際、1つのスクリプトに複数の引数を渡したい場合があります。

自分は、主に2つの方法で行っています。



① 改行区切りで引数を指定する

改行区切りの値を引数として、スクリプトを実行します。 例として、引数には 「りんご バナナ パイナップル」 を指定します。 実行されたスクリプトの中で、引数から値を取り出します。 この場合、改行で値が区切られているので、「値の〇行目を取り出す」処理を行うことで、引数を複数取得することが可能です。 値の〇行目を取り出すには、「Getvalue ( "値" ; 〇行目 )」 関数を使用します。 1~3行目まで、それぞれ値を取り出します。 この方法で、複数の値を引数として渡すことができます。 ただし、引数自体に改行が使われる場合は、行数が増えてしまうため、上から順番に行数を指定していくと、 行数のズレが生じてしまいます。 引数自体が改行をもつ場合は、次に紹介するやり方をオススメします。



② JSON形式で引数を指定する

事前にJSONデータを作成します。 JSONデータの作成には「JSONSetElement関数」を使用します。 このJSONデータを引数として、スクリプトを実行します。 JSONデータから値を取得するには、「JSONGetElement関数」を使用します。


事前に設定しているキー(ここでは fruit01)から、キーに対応する値を取得することができます。 fruit01 ~ fruit03 までの値をそれぞれスクリプト内で取得します。 この方法で、複数の値を引数として渡すことができます。 FileMakerのスクリプトでは、複数の値を渡して実行するとき少し工夫してあげる必要があります。 工夫の仕方は人それぞれかと思いますが、1つの方法として参考になれば幸いです。

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