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Excel パスワード設定でセキュリティを強化!

更新日:2024年12月16日

バナー パスワード設定でセキュリティを強化!

はじめに

こんにちは、ティーマネジメントのゆったです。


やっと冬らしい寒さが感じられるようになってきました。

仕事のお供に熱々のホットコーヒーを淹れるのですが、開発に集中しているといつの間にか冷めて、温め直して、また冷めてーーというループになりがちです......。

なので、ダブルウォールカップと呼ばれる二重構造の磁器マグカップを愛用しています!

冷めにくい上にカップ自体は熱くならず、そのままレンジや食洗器も使用できるので今では仕事の相棒です✾✾✾


オススメグッズ紹介はこんなところで、本題に入りたいと思います。

今回はExcelのセキュリティを強化するパスワード設定について、その種類と設定方法をご紹介します!




ブックの保護 パスワードを指定して暗号化

Excelファイルを開いた時にパスワードを要求するダイアログを表示させる設定です。

このパスワードを設定しておけば、パスワードを知っている人だけがファイルを開けるようにできます。


設定方法

① 設定したいExcelファイルを開いて、上部メニューの「ファイル」をクリック

② 情報 > パスワードを使用して暗号化(E) をクリック

スクリーンショット パスワードを使用して暗号化

③ 設定したいパスワードを入力し OK > パスワードを再入力 > OK と順に進める

ダイアログボックス ドキュメントの暗号化

④ ファイルを上書き保存して完了!




ブックの保護 ブック構成の保護

シートの増減や表示、非表示などExcelファイルの構成に対してパスワードを設定します。

データの入力は自由にしたいけれど、非表示のシートを見せたくない場合や、シートを増やしたりシート名を変更して欲しくない場合に操作を制限できます。


設定方法

① 設定したいExcelファイルを開いて、上部メニューの「ファイル」をクリック

② 情報 > ブック構成の保護(W) をクリック

スクリーンショット ブック構成の保護

③ 設定したいパスワードを入力し OK > パスワードを再入力 > OK と順に進める

ダイアログボックス シート構成とウィンドウの保護

④ ファイルを上書き保存して完了!




シートの保護

各シートに対して、ユーザが行える操作を設定します。

セルへの入力や選択の他、書式や行列の変更など細かに制限することができます。


設定方法

① 設定したいシート名を右クリックし、「シートの保護」をクリック

スクリーンショット シートの保護

② パスワードを入力し、制限したい項目にチェックを付けて「OK」をクリック

ダイアログボックス シートの保護

③ ファイルを上書き保存して完了!




VBAの保護

マクロ付きのExcelファイルで、マクロのソースコードであるVBAを見る際にパスワードを要求させる設定です。

マクロの使用には制限がかかりませんので、ユーザにコードを見せたくない場合に活躍します。


設定方法

① 設定したいExcelファイルを開いて、ショートカット「Alt + F11」でVBEを開きます

② VBAのメニューから ツール > VBAProjectのプロパティ(E) を開きます

スクリーンショット VBE

③ 「保護」タブに切り替えます

ダイアログボックス VBEプロジェクトプロパティ 全般

④ 「プロジェクトを表示用にロックする(V)」にチェックを付けて、パスワードを設定し「OK」をクリック

ダイアログボックス VBEプロジェクトプロパティ 保護

⑤ ファイルを上書き保存して完了!




さいごに

一言でパスワードと言っても、実は様々な部分へパスワードが設定できますので、

ぜひ最適な設定方法を見つける一助になればと思っております!


今回はExcelの基本機能で設定できるもののみをご紹介しましたが、マクロ(VBA)を使用すればファイルに使用期限を付けたり、特定の処理のみを制限したりと更に設定の幅が広がります。

もしもセキュリティ設定でお困りごとがありましたら、ぜひご相談ください✿❀✿

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