FileMaker 印刷Tips 02
- ほうがん
- 5 日前
- 読了時間: 3分

はじめに
システム開発担当のほうがんです。しばらくFileMaker印刷関連のTipsを紹介させていただきます。と前々回の記事に書きました。今回が印刷Tipsその2となります。前回はフィールド枠を利用して枠線を作りましたが、今回は、図形の線ツールを利用してきれいな繋がった表印刷を作っていきます。FileMaker 印刷Tips 01の記事も参照の上ご覧ください。
1,線ツールを使った枠線印刷
今回も以下のようなExcelで出したような枠線の繋がった印刷をFileMakerで行います。前回はフィールドの枠線を使いましたが、今回はオブジェクトの線ツールを使います。(表示内容はダミーデータです)

前回と同じくデータを読み込んでFileMakerで読み込んでリスト形式で印刷用レイアウトの編集をしていきます。

レコードごと、フィールド背景は透明でフィールド枠線のない状態から始めます。
2,横線を配置
ボディパート最下部に「黒」「1pt」「線」を配置します。水平方向の長さは、上部の欄を全選択した際の長さで左端の開始位置も同じ数値にします。


これが、選択した状態の位置表示なので、左辺4pt、幅561pt,高さ1ptで横に線を引きます。
ボディの最下辺が今回84ptだったので、黒線の上辺は1pt引いて83ptとします。

一度ブラウズモードで確認します。

各行の境に黒線ができました。
3,縦線を配置
次に各項目を分ける縦線を配置していきます。この際の縦黒線はボディパートと同じ高さにします。

ボディパートの高さが34ptなので、同じく高さ34ptの黒線を縦に引きます。
まずは一番左の氏名欄の左側の線として配置します。上部枠線の左辺と合わせ、ボディパート上辺と同じ位置の上辺50ptから配置します。

再び、ブラウズモードで確認を行います。左端の線がきれいに繋がりました。

再びレイアウトモードに戻り、各項目間に左端に配置した線を複製していきます。
この時注意するのが、全部の縦棒の高さがボディパートと同じ高さ、上辺がボディパートの上辺と同じになる事です。この縦棒の長さが違ったり、上辺の位置が違ったりすると隙間ができたりしてきれいな表になりません。

プレビューモードで確認します。

思った通りのきれいな表が作成できました。
最後に
前回と同じくExcelと同じフォーマットのきれいな表がFileMakerから印刷できました。位置情報を確認しながら、数値の直接入力で調整を行うのがきれいな表を作成するコツです。
次回も枠線印刷絡みのTipsを取り上げさせていただきます。
FileMakerの印刷に関してお困り、お悩みの事がございましたら、弊社ホームページ問い合わせから「ほうがん」あてにご質問いただければ、この欄にて取り上げさせていただきます。よろしくお願いいたします。
閑話休題 滋賀県
ここからは、滋賀県の話題です。2025/8/8に「びわこ大花火大会 2025」が開催されました。当日昼前、商談に出向いた折に花火大会会場のびわこ大津港の前を通ったのですが、出店も出ていて、花火開始迄8時間近くあるのに既に会場近くにはたくさんの方がいらっしゃっていました。34万人が観覧されたとの事です。今年は花火開始前の数十分前からいきなりの土砂降りの雨となりました。
花火は中止にはならず、定刻通り予定通りの1万発の花火が上がって終了となったのですが、昼間に見た浴衣姿の女性を含めた多くの観客の方、ずぶ濡れになってしまわれたのではないかと心配しています。今回の件に懲りずに来年も来ていただけますと幸いです。