こんにちは。ティーマネジメントの田中です。
今回はFileMakerのスクリプトで音を再生する方法についてご紹介します。
FileMaker上でのオーディオファイルの扱い
FileMakerではオブジェクトフィールドにオーディオファイルを入れることで、
音声を再生することができます。
フリー音源などのキーワードで検索することで、無料で利用できる音源を見つけることができます。
利用規約に反しないよう注意しつつ、ありがたく使わせて頂きましょう。
今回はOtoLogic様の音源を使用してテストを行いました。
レイアウトモード > データの書式設定 から、インタラクティブコンテンツを選択することで、
挿入されているファイルに最適な形式で、オブジェクトを表示することができます。
レイアウトモード
ブラウズモード
インタラクティブに設定しているのに、オーディオのコントロールが表示されない場合は、
再度音声ファイルを挿入してみてください。
では、スクリプト上でオーディオを再生する方法を次から紹介します。
スクリプトでオーディオファイルを再生する
スクリプトでオーディオファイルを再生する方法について、いくつか紹介していきたいと思います。
「AVPlayer再生」スクリプトステップ(FileMaker Goのみ)
「AVPlayer再生」スクリプトステップを使用することで、オブジェクトフィールド上のオーディオファイルを再生することができます。
こちらは、FileMaker Goでのみ使用できるスクリプトステップのため、Windows, masOSのFileMaker Pro 等では使用できません。
ソース からフィールドを選択し、オーディオファイルが格納されているオブジェクトフィールドを指定します。
各オプションについて
「ソース」:フィールド、レイアウト上のオブジェクト、URLを指定できます。
「表示」:オーディオのみにすることで、再生中の音声ファイルを非表示にできます。
チェックが入っていない場合、再生中の音声ファイルが表示されます。
「インタラクションを無効にする」:いいえになっており、かつコントロールが表示されている場合、再生バーを操作できます。
「コントロールを隠す」:いいえになっている場合、再生バーが表示されます。
「位置」:開始位置を数字で指定できます。
「開始オフセット」:オーディオの開始位置から、再生の開始位置までを数字で指定します。
「終了オフセット」:オーディオの開始位置から、再生の終了位置までを数字で指定します。
今回はFileMaker Goでオーディオファイルを再生する方法についてご紹介しました。
こちらのAVPlayer再生 スクリプトステップは、先に紹介した通り、FileMaker Proでは使用できません。
FileMaker Proで、スクリプトを使用してオーディオを再生する方法については、次回にご紹介したいと思います。
次の記事へ (2024/2/22追記) → FileMaker スクリプトでオーディオ再生②
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